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長野食工房

長野県の3月の行事食

ひなまつりちらし1

ひな祭り(桃の節句)といえば、『女の子』のお祭りです。

元々は高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての「桃の節句」が、庶民の間にも定着したお祭りです。
単なるお祭りではなく、女の子の健やかな成長を願うお祭りです。
お雛様は、女の子に降りかかろうとする災厄を代わりに引き受けてくれる(身代わりになってくれる)災厄よけの守り神のようなものです。

そんな『女の子』のお祭りで作る料理を紹介します。


蛤のお吸い物

蛤は、元々の殻同士でなければピッタリと合わないことから、将来相性のいい結婚相手と結ばれてずっと仲睦まじく過ごせるようにとの願いを込めて、お祝いのお膳にお吸い物として添えられてきました。


ひなあられ

ひなあられは関東と関西で味が違うようです。
関東は、米粒大で甘く味付けをしているもので、関西は、普通のあられで、しょうゆ味などのものをひなあられと呼ぶそうです。
ひなあられのその色にも意味があり、緑は健康を、赤(桃や紅花)は魔よけ、白は清浄の意味を表しています。そして春を現すように「雪が溶けて、草が芽生え、花が咲く」という意味も含んでいるようです。


ちらし寿司

ちらし寿司は元々、特にひな祭りの行事食ということはなかったのですが、見た目も華やかで、縁起の良い食材が沢山入れられるために定着したそうです。
エビは「生命」、蓮根は「見通しのよさ」などを表していて、入っている食材は、地方によってかなり違うようです。
また、押し寿司などの地域もあるそうです。


甘酒

甘酒に使われている酒粕は、発酵しているので色々体にいい成分を含んでいます。体を温めて血管を拡張しますので血流が良くなります。さらに体温が上がることで代謝率もあがり、加えて新陳代謝もよくなります。 特に体が冷える冬には有効な食材です。この季節にとても理に適ったメニューです。
酒粕を使った甘酒をお子様に飲ませる時は、一度加熱させてアルコールを飛ばしてください。


ひな祭りには、女の子らしく、春らしい彩りの良いご馳走を用意して祝うのが一般的です。


長野県のひな祭り

一般的なひな祭りは3月3日ですが、長野県の一部では4月3日に行う所があります。
特に寒い地域ではひな祭りを旧暦に祝うようです。


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